コルヒチン

痛風の発作を予防するお薬コルヒチン

コルヒチンは痛風の発作を予防する薬です。

 

 

ユリ科の植物が原料で、紀元前からすでに痛風の特効薬として存在していたといわれています。

 

 

痛風は、風が吹いただけでも激痛が走るといわれるほど症状が激しく、苦痛を伴う病気です。

 

 

昔は贅沢病ともいわれ、中年の男性が多いといわれていました。

 

 

しかし、最近は年齢や性別にかかわらず患者が発生しています。

 

 

若い女性も痛風になることがあるのです。

 

 

この薬を内服することで痛風の発作を予防することができます。

 

 

また予期不安、つまりなんとなく発作が起きそうだというときも、この薬を服用すれば、発作が起きることを防止することができます。

 

 

痛風経験者なら、むずむず感があると発作が起きそうだとわかるのです。

 

 

その段階で服用するとかなりの確率で痛みが防げます。

 

 

以前は痛風診断の基準として、このコルヒチン投与が有効とされていました。

 

 

つまり、痛風発作の最中にこの薬を飲んで、痛みが軽減されればそれは間違いなく痛風の発作だったといえるというわけです。

 

 

現在は、検査方法が確立したのでこのようなことはなくなっています。

 

 

人体で不要となったDNAが分解されるときに老廃物を尿酸といいます。

 

 

尿酸値が高いと、関節に尿酸の結晶が蓄積していきます。

 

 

蓄積した尿酸はなんらかの衝撃で、尿酸結晶がはがれ落ちることがあります。

 

 

この尿酸結晶を、白血球の一種である好中球が取り込むことにより、炎症をおこすなんらかの物質が放出されることがあります。

 

 

この炎症が痛風発作となり激痛になります。

 

 

尿酸結晶が関節に蓄積されたからといって、必ずしも激痛を伴う発作がおきるわけではありません。

 

 

しかし、尿酸結晶がある程度蓄積されることで、いつ発作を起こしかねないとも分からない状態が出来上がってきます。

 

 

何かのきっかけで刺激がおきると、尿酸結晶が、はがれおち痛風発作がおきてしまいます。

 

痛風発作を抑えるコルヒチン服用時の注意

痛風発作が起きると次から次へ好中球が集まりだし、やがて一斉に炎症をおこす物質を放出することで激しい痛みが起きてしまいます。

 

 

そのため、白血球の一種である好中球が集まらないように抑えることで、痛風の発作を予防することができると考えます。

 

 

コルヒチンは好中球が集合することを防ぐ役割があります。

 

 

そのため痛風発作時にこの薬を使用することで、痛風の発作を軽くすることができます。

 

 

発作が起きたとき迅速にコルヒチンを服用すれば、痛風発作が軽くなります。

 

 

しかし、痛風の発作を軽くすることはできますが、痛風の炎症を抑えたり鎮痛効果があるわけではありません。

 

 

また尿酸を排せつする作用もありません。

 

 

そのため鎮痛・消炎効果や尿酸の排せつ効果はほかの薬に頼らざるを得ません。

 

 

高尿酸値を改善したり、コントロールさせるためには、尿酸を抑える効果がある薬や、尿酸の排せつを促進する効果がある薬を使うことになります。

 

 

コルヒチンは痛風発作を軽減するためのものですが、長期に使うことは推奨されていません。

 

 

長期に使うことで、生殖器系の障害、肝臓や腎臓機能の障害、血液障害や、脱毛などの症状がおきるリスクがあります。

 

 

また大量に飲むことで、激しい腹痛や下痢、嘔吐などの副作用がおきる可能性が高くなります。

 

 

もともとこの薬は染色体異常をおこさせるための薬だったので、人体への影響は深刻です。

 

 

以前、この薬の大量投与によって死亡事故も起きています。

 

 

発作防止のために一錠飲むところを二錠飲むことはしてはいけません。

 

 

医師の処方箋が必要な薬なので、医師の指示の元で飲むことが大事です。

 

 

コルヒチンは、発作後いかに素早く服用するかどうかで発作を軽減する効果が変わってきます。

 

 

発作後2〜3時間以内であれば、90%以上の効果が得られるのですが、時間が経つにつれてその効果は失われていきます。